2017.06.24
石鹸は、人類が紀元前から使用してきている洗浄料であり、安全なものとして認識されていました。
しかし、小麦成分(グルパール19S)入りの石鹸による大規模なアレルギー発症事件が起って以来、石鹸の安全神話が揺らいでいます。
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一口に石鹸といっても、石鹸のベースになっている脂肪酸の種類や、添加剤の種類と量によって安全性が全く異なり、肌質・体質によって受け止め方が異なりますので注意が必要です。
≪石鹸の性質は、脂肪酸の種類によって全く異なります!≫
従来、石鹸は人体のバリア(皮脂膜や細胞膜など)を構築している脂肪酸と同様な炭素数18を中心とした脂肪酸で作られており、固形石鹸でした。
40年余り前から、泡立ちが良く水溶性の高い炭素数12の脂肪酸(ラウリン酸、ヤシ油脂肪酸など)が汎用されるようになりました。ラウリン酸石鹸は低分子であるために、洗浄によって皮脂膜や細胞間脂質まで除去したり蛋白変性を惹起して、皮膚から異物が入り易い状態になることが知られています。
従って、添加剤の皮膚透過性は石鹸ベースとして使用している脂肪酸の種類と相乗的に発現されますので注意が必要です。
これらのことは、石鹸に限らず、皮膚洗浄料に共通します!
(※)弊社製品「RIMソープ」は、炭素数18の脂肪酸を主成分としており、殺菌剤等添加剤を一切使用していません。
詳細はYouTubeでご紹介しておりますのでご覧ください。
【殺菌剤入りの薬用石鹸等が販売禁止に!】その3
(株)構造機能科学研究所
代表取締役 鈴木 正夫