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※赤字の日はお休みさせていただきます。
今回はお客様からいただいたご質問と回答をご案内いたします。
<質問>
RIMソープは洗浄と同時に皮脂膜を整えるとのことですが、皮脂膜の特徴と評価方法について教えてください。
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<回答>
昔から健康できれいな肌は水をはじくと言われてきています。この水をはじいている物質が皮膚表面を被っている皮脂膜です。
皮脂膜の成分は、水の性質も併せ持つ油性物質『脂肪酸系脂質』を主成分としており、次いで多いのが水の性質を持たない油性物質『炭化水素系脂質』です。
健全な皮脂膜には皮膚常在菌(善玉菌)が約1兆個棲息して、異物・雑菌・紫外線等の人体に有害なものから護ってくれています。
構造機能科学研究所では、皮脂膜の整いを水の弾き方によって調べています。
水を弾く性質を『撥水性』といいます。撥水性の指標として、『接触角』というパラメータがあります。
『接触角』は、調べようとする面上に水滴を落とし、その液滴の接線と基盤のなす角度によって測定します。
接触角0度が『完全に濡れている状態』であり、180度が『完全に弾いている状態』です。
90度より小さければ親水性表面、大きければ疎水性表面と分類されます。
接触角が150度を超えると超撥水性と呼んでおり、水滴は球状になって表面を転がるようになります。
普通肌をRIMソープと他社の洗顔フォームで洗った皮膚上に、水滴を滴下して接触角の経時変化を測定した結果は、下記のとおりです。
接触角(水滴を滴下後:0.2秒後、1秒後、2秒後の値)
・RIMソープ:115度、115度、115度
・市販洗顔フォーム:15度、6度、0度
この結果から、滴下した水は、RIMソープ洗浄後の皮膚では水玉になるのに対して、他社の洗顔フォームでは瞬時に広がり皮膚表面を濡らしていることが解ります。
また、RIMソープでは時間経過による水玉の形(接触角)は変わらず、しっかりとした皮脂膜表面に仕上がっていることも解ります。
このように、RIMソープのスキンケア作用は、皮膚を清浄にすると同時に皮脂膜を補充強化してスキンバリアを整える(超分子機能)ことにありますので、くれぐれも洗い流し過ぎないようにご注意ください!
(株)構造機能科学研究所
鈴木 正夫