構造機能科学研究所 ~お肌の健康と美容に「RIMシリーズ」~

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治療から予防へ(セルフメディケーション)20.ウイルスって何物?

2020.12.05

治療から予防へ(セルフメディケーション)
20.ウイルスって何物?

ウイルスの活動季節を迎えており、新型コロナウイルス感染者が急増しています。
欧米に較べて日本人の感染者数や死亡者数が二桁近く少ない理由(山中伸弥先生はファクターXと称しています)が明らかになっていない段階で、安易に考えるのは危険です。
自分の身は自分で守る「セルフメディケーション」を心がけていただきたいと思います。

多くの方々からウイルスについての解説をご希望いただいていますので、今回よりシリーズでご案内いたします。

ウイルスって何物?
…続きを読む…

この疑問に対する生物学的観点からの回答は、「ウイルスとは、生物と非生物の中間的な「生物もどき」なのです!」となります。

生物の最小単位は細胞ですが、ウイルスは細胞の構造と機能の一部しか具備していないために、自立して存在できません。
そこで、それぞれのウイルスに都合の良い細胞(宿主)を有する生物の体内に侵入して、目標とする細胞の中に潜り込み、その細胞の機能を利用して数を増やします。

ウイルスに感染した生物が死んでしまうとウイルス自体も消滅してしまうために、次々と感染を繰り広げていきます。
感染できる生物が絶滅してしまうとウイルス自体も絶滅してしまいますので、自己防衛の手段として徐々に弱毒化して、生物と共生するようになります。

「人の褌で相撲を取る」というウイルスの巧妙なやり方は、ずる賢いように思われるかもしれませんが、ウイルスに生きる場を提供する生物側も、ウイルスに感染することによって免疫機能を強化したり、ウイルスの遺伝子を取り込んで生物機能を高めてきています。

神戸大学大学院農学研究科の中屋敷均教授は、ウイルスと生物の関係を次のように述べています。
「最新のゲノム解析から、生物ゲノムには、驚くほどたくさんのウイルス(およびその関連因子)が存在しており、それらが生物進化に重大な貢献をしてきたことが明らかになりつつある。ヒトゲノムも、その約半分はウイルスとウイルスもどきの遺伝子配列が占めている。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行で、ウイルスはすっかり悪者扱いされていますが、病気を引き起こすだけのものではありません。自然界には宿主に無害なウイルスも多く、ヒトを含む生物のゲノムは、ウイルスのような寄生者と合体して出来上がっているとも言えるのです。」
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/48214

また、東京大学医科学研究所の佐藤佳准教授らのチームは、体内に潜伏中のウイルスを調べて発表しました(2020年6月4日)。
結果について次のようにコメントしています。
「健康な人の全身に少なくとも39種類のウイルスが居着いていることを突き止めた。肺や肝臓など主な27カ所で、感染を免れていた組織はゼロ。想像を超える種類のウイルスは、脳や心臓にまで侵入していました(引用:日経電子版2020/6/20)。
健康な人に病原体としてのウイルスが思った以上に常在していて驚いた。全身で網羅的に調べたのは世界初だろう。」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60555120Z10C20A6MY1000/

ウイルスは人間や動物の体内でたちまち増えて、すぐに体をむしばむ印象が強いのですが、発病していない「健康な感染者」の存在を考えると、人体の各部位に存在している常在菌と同様に、「常在ウイルス」の存在とそこで何をしているのかを追究する必要性が高いと思われます。


(株)構造機能科学研究所
代表取締役 鈴木 正夫


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