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※赤字の日はお休みさせていただきます。

もし病気の原因物質を抑制したり排除することができれば、それによって病気の予防や進行を止めることができることから、これまでも多くの研究がなされ、薬が開発されてきています。
「ロレンツォのオイル」の作用メカニズムは、ミエリン鞘に対して有害な炭素数24・26の極長鎖飽和脂肪酸(VLCFA)の生合成を、cis型二重結合を一つ持つ炭素数18のオレイン酸と炭素数22のエルカ酸の4:1の混合物を投与することによって、「今は十分なVLCFAがある」と錯覚させて生合成を抑制することにあると考えられています。
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VLCFAとオレイン酸・エルカ酸では、構造と物性がかなり異なっているのですが、同様な物質群として許容範囲にあると認識されているようです。このことから解ることは、体内における物質の認識は、大雑把な面があると言うことです。
この大雑把な認識には、有益性と有害性の両面があります。
大雑把な認識がもたらす有害性の代表例は、がん細胞が正常細胞と識別されないで、存在し増殖できることです。
免疫系によってがん細胞を識別し排除できるようになれば、理想的ながん治療が可能になると考えています。
物質認識が大雑把であることによる有益性と有害性の両面を併せ持っているのが、アレルギーです。
有益性の主な例は、無害な異物質に対する許容力があるお陰でアレルギーを発症しないで済んでいます。
一方、アレルギーにおける大雑把の有害性は、類縁物質までアレルゲンとして判断してしまうことです。
その主な例が、花粉症と食物アレルギーの関係です。
花粉に含まれるたんぱく質と似たたんぱく質が、果物や野菜に含まれているとアレルゲンとして認識して、果物や野菜を原因とする食物アレルギーが増加しています。
原因となる花粉の種類と、アレルギーを起こす食べ物の主な関係は以下のようになっています。
【ヨモギ】 セロリ、ニンジン、マンゴー、メロン、キウイ、リンゴなど
【ブタクサ】 メロン、スイカ、ズッキーニ、キュウリ、バナナなど
【シラカバ、ハンノキ】 リンゴ、ナシ、サクランボ、モモ、アーモンド、セロリ、ニンジン、ジャガイモ、大豆、ピーナッツ、キウイ、マンゴーなど
【イネ】 メロン、スイカ、トマト、ジャガイモ、キウイ、オレンジ、ピーナッツなど
【カモガヤ】 メロン、スイカ、トマトなど
【スギ、ヒノキ】 トマトなど
花粉⇒食物アレルギー⇒アトピー性皮膚炎のアレルギーという循環を生じますので注意を要します。
生命現象は、緻密と大雑把が混在しており、奥が深いですね!
(株)構造機能科学研究所
代表取締役 鈴木 正夫