構造機能科学研究所 ~お肌の健康と美容に「RIMシリーズ」~

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ノーベル化学賞

2015.12.19


科学の世界に生きてきた者にとって、ノーベル賞は特別な世界です。

業績だけではなく、お人柄にも触れることができて、今まで全く知らなかった人が以前からの知人であったかのように感じているのは、私だけではないのではないでしょうか。

そのような方のお一人が、今回、生理学・医学賞を受賞された大村智先生です。

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私の長年の共同研究者に北里大学のI先生がおられます。
お聞きするところによると、大村智先生とも親交があり、報道では知りえない面も聞かせていただき、さらに身近な人のように感じています。

また、今年の化学賞は生体に備わるDNA修復の仕組みを突き止めた英米3氏に送られましたが、アトピー性皮膚炎等アレルギーや免疫に係る仕事をしている私にとっては、とても興味深い研究です。

3氏の研究の要点をご紹介します。

◆英フランシス・クリック研究所のトーマス・リンダール氏は「塩基除去修復」の仕組みを解明しました。
・DNAのエラーが起きた箇所だけを切り取り、正しく置き換えます。

◆米ノースカロライナ大学のアジズ・サンカー氏が発見したのは「ヌクレオチド除去修復」です。
・ヌクレオチドは塩基を含む化合物です。紫外線で傷ついても、正しく修復します。色素性乾皮症はこのメカニズムがうまく働かず、太陽光に当ると皮膚がんになりやすい。

◆米デューク大学のポール・モドリッチ氏は、細胞分裂でDNAのコピーが作られるときに起きるミスを直す「ミスマッチ修復」を解明しました。

今年も、ノーベル賞を通して、知識と人生が豊かになりました。

(株)構造機能科学研究所
 鈴木 正夫

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