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※赤字の日はお休みさせていただきます。
環境省では、10万人の妊婦とその子どもを対象とした大規模な疫学調査「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」を2011年より実施しています。
「エコロジー」と「チルドレン」を組み合わせて「エコチル調査」です。
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エコチル調査は、赤ちゃんがお母さんのお腹にいる時から13歳になるまで、定期的に健康状態を確認し、環境要因が子どもたちの成長・発達にどのような影響を与えるのかを明らかにする調査です。
乳幼児にアトピー性皮膚炎・食物アレルギー・喘息・花粉症等のアレルギーが著しく増加して大きな社会問題となっていることから、免疫・アレルギー分野はエコチル調査で検討すべき重要なアウトカムの一つになっています。
免疫・アレルギー分野の仮説として、「胎児期および幼少期における、近代的環境で著しく増加した化学物質の暴露が、その後のアレルギー疾患に関与している」ということを設定しています。
エコチル調査は、(独)国立環境研究所(コアセンター)が運営、(独)国立成育医療研究センター(メディカルサポートセンター)が医療面からサポートして、全国15のユニットセンターと約400の医療機関が実施しています。
15のエコチル調査ユニットセンターは以下のとおりです。
北海道、宮城、福島、千葉、神奈川、愛知、甲信、富山、京都、大阪、兵庫、鳥取、高知、福岡、南九州・沖縄
構造機能科学研究所の所在する、京都府と滋賀県をカバーするエコチル調査京都ユニットセンターでは、京都大学婦人科学産科学教授の小西郁生先生がセンター長を、同志社大学赤ちゃん学研究センター教授の小西行郎先生が副センター長を務めています。
乾燥肌や化粧品に基因する経皮感作がアレルギー増加の主な原因の一つであることが明らかになってきていますが、エコチル調査によりアレルギー増加の因果関係が明確になることを期待しています。
(株)構造機能科学研究所
鈴木 正夫