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治療から予防へ(セルフメディケーション) 12.Q&A:アレルギーと感染症の交差について

2020.05.04

治療から予防へ(セルフメディケーション)
12.Q&A:アレルギーと感染症の交差について

前回の記事の「抗体の交差反応」に対してご質問をいただきましたので、お答えさせていただきます。

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新型コロナウイルスによる日本人の死亡者数が、日本に遅れて患者が出始めた欧米よりも2桁少なく、何故なのかと不思議に思っています。
抗体の交差反応の記事を見て、日本人に多いアレルギー(抗体)と新型コロナウイルスとの交差についてどのように思われますか?
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私がライフワークとしてきているアレルギーは、感染症と同様に免疫を基本とした病気ですので、新型コロナウイルスについても関心を持って成り行きを観ています。
…続きを読む…

私も当初、新型コロナウイルスによる死亡者数が例年のインフルエンザと比較して少ないことから甘く見ていましたが、日本に遅れて患者が出始めた欧米では死亡者数が急増していることから、ただごとではないと思うようになりました。

ウイルスに対する抵抗や症状の軽重は、抗体の有無に依存しますが、新型コロナウイルスは未曾有のウイルスですのでピタッと当てはまる免疫を持っている人は世界に誰もいないと思われます。

日本は、新型コロナウイルス発生国である中国と人的交流を活発にしてきており、中国に次いで早く罹患者が認められたにもかかわらず、日本人の死亡者数が日本より遅れて罹患者が発生した欧米に較べて著しく少ないのは何故なのかと私も疑問に思っています。

その理由として生活様式や文化の違いが挙げられていますが、私は日本人の多くが既に持っている何らかの抗体による交差反応が関係しているのではないかと考えています。

では、日本人に特筆される抗体とはどのような抗体か?

アレルギーと感染症の免疫系は複雑に交差していますので、アレルギーによって産生されている何らかの抗体が、従来のウイルスとは異なった特徴を持つ新型コロナウイルスに対して抑制に作用している可能性があるのではないかと推測しています。

日本人のアレルギー罹患率は5割を超えており、アレルギー感作を受けている人は8~9割にも上ると言われています。
花粉症だけを例にとってみても、昨年3月の花粉症の発症率が日本人平均で5割以上であり、山梨県では77%にも達しています(ウェザーニュース発表;2019年3月15-16日)。

Ⅰ型アレルギーに関与する抗体は主にIgEとされていますが、アトピー性皮膚炎ではIgEは個人差が大きく、Th2細胞の方が相関が高いことが明らかになっており、アレルギーについては未明なことが多く未だ根本治療薬が開発されていません。

ウイルスは、人類の永遠のライバルと言われており、新型コロナウイルスの次にまた新たなウイルスが発生するものと思われます。
アレルギーやウイルスに限らず、命と健康の守りの基本は免疫にありますので、これを機会に全ての皆様が免疫に関心を持っていただきますよう切望いたします。


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<京都府掲載ページ>
CLEAN VOICE KYOTO -商品紹介ページ-
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(株)構造機能科学研究所
代表取締役 鈴木 正夫

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