構造機能科学研究所 〜お肌の健康と美容に「RIMシリーズ」〜

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羅針盤となった「ロレンツォのオイル」

2019.06.06


2019年5月26日(日)付けの日本経済新聞23ページに目が留まりました。
記事のタイトル「われは科学者 SF超えて」、装着型ロボット「HAL」を開発した山海嘉之さんを紹介した内容でした。

そこには「無いものは創る」「ゼロからの市場開拓、やりぬくしかない」など、私と同じ想いが綴られていましたので興味深く拝読しました。
…続きを読む…

記事の内容もさることながら、さらに目を引いたのが山海嘉之さんの趣味に触れたコラム記事です。要点を以下に記します。

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唯一の趣味と言えるのが、帰宅してから見る映画だ。最近は実話をもとにした作品を見ることが多い。特に「ロレンツォのオイル」は何度も見た。
不治の病にかかった息子を救うため、医学の知識を持たない夫婦が図書館に通い詰め、医師と相談して治療法を見つけ出す。「専門家が何年経っても解決しなかったものに到達した強い思いに、研究者としてとにかく頭が下がった」
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山海嘉之さんも感動したという実話「ロレンツォのオイル」は、私自身が遭遇したできごとでありました。
詳細は割愛しますが、「ロレンツォのオイル」との遭遇が無ければ、経皮感作予見に基づくアレルギーの予防と改善を目指して構造機能科学研究所を設立して挑戦することはありませんでした。

「ロレンツォのオイル」は、「ロレンツォという子どもの治療に使ったオイル」の意味であり、映画のタイトルになり、さらには薬の名前にもなっています。
薬の成分は「オレイン酸80%、エルカ酸20%から成るグリセロールエステル」です。

私の主な研究テーマは、物質としては「オレイン酸をメインとする脂肪酸系脂質」であり、その機能追究が「生理学」と「界面科学」です。
脂肪酸系脂質の生理学における二大機能が、細胞膜・皮脂膜等の界面を形成する生体膜と栄養です。

ロレンツォの病気「副腎白質ジストロフィー/Adrenoleukodystrophy、ALD」」は、長鎖脂肪酸を正常に代謝するための酵素が先天的に欠損しており、そのため長鎖脂肪酸が正常に排出されず、神経細胞内に蓄積します。
神経細胞に蓄積した長鎖脂肪酸は、ミエリンと呼ばれる中枢神経系の髄鞘を剥ぎ取り、そのことによって脳の白質を傷つけるという病気です。

希少疾病ですが、日本人においても相当数いることが明らかになり、その後、浜松医科大学や金沢大学の医師と連携して、さらに良い薬の開発を目指して研究を行いました。

「ロレンツォのオイル」に端を発する一連の医科学に関する経験は、「脂肪酸系脂質の生理学」の奥義にさらに興味を深めることになり、新たに向かった先が「アレルギを無くしたい!」の挑戦でした。


「ロレンツォのオイル」紹介動画(YouTube)はネット上に多数存在しますが、代表的なものを以下にご案内します。
@ https://www.youtube.com/watch?v=cE-PwjssR_Q(2分30秒)
A https://www.youtube.com/watch?v=3f_1sb-kB3Q(5分43秒)
ご関心の方はご覧下さい。


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講演のご案内

7月13日(土)13:30〜、東京大学で開催される「アレルギーと住宅を考える会」においてお話をいたします。
演題:アレルギーはなぜ増えたのか? 予防と改善のアプローチ

また、恒次祐子先生(東京大学大学院准教授)が次の演題でお話をされます。
演題:木の家の良さのエビデンス、木の空間の快適性増進効果

詳しくは次回ご案内しますが、席に限りがありますので、参加ご希望の方は「アレルギーと住宅を考える会に参加希望」と書いて
kozoken@kozoken.keihanna.ne.jp
宛に送信してください。仮予約として受付いたします。
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(株)構造機能科学研究所
代表取締役 鈴木 正夫



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