構造機能科学研究所 〜お肌の健康と美容に「RIMシリーズ」〜

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殺菌剤入りの薬用石鹸等が販売禁止に! その2:健康に対する影響

2017.06.10


昨年2016年9月2日、米国の食品医薬品局(FDA)が19種類の殺菌剤を含有する石鹸などの販売を1年以内に禁止すると発表しました。

日本の厚生労働省も、FDAに追随して2016年9月30日、FDA指摘の19種類の殺菌剤を含む「薬用石鹸」等について代替品に1年以内に切り替えるように対象製品の製造販売会社に要請しました。
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40年ほど前から製造され汎用されてきている殺菌剤入りの薬用石鹸等の日用品が、今になってなぜ販売禁止になるのか!?

その主な理由として、FDAは次の2点を挙げています。

1点目:「殺菌剤を使用していない石鹸と比較して、殺菌効果に有効性が認められない」こと。
2点目:「長期的に使用すると人体に害を及ぼす可能性がある」こと。

1点目については、「その1:概要&殺菌効果について」において解説しました。
今回は、2点目の「健康に対する影響」について解説いたします。

1.健康に対する影響@:欧米における知見
欧米の疫学調査や研究において様々な健康被害を生じることが指摘されています。
特に問題視されているのが免疫系への影響です。
様々な製品に使用されているトリクロサンは、皮膚や経口を経由して簡単に体内に浸透する性質があります。

<資料>
ミシガン大学の調査では、90人中37人(41%)の尿・血液・鼻水・母乳などからトリクロサンが検出されています。母乳からも検出されているということから、母親から子どもへも移行していると考えられます。
特に注意が必要なのは、スキンバリアが弱く経皮吸収率が高い乳幼児や老人です。とりわけ、赤ちゃんは皮膚のバリアである角質層が未形成なので、無防備に有害化学物質を受け入れてしまいます。

2.健康に対する影響A:想定される主な理由

@皮膚常在菌に対する影響
スキンバリアの基本は、皮脂膜とそこに棲息する皮膚常在菌(アクネス菌、エピデルミディス菌など)の整いが重要です。皮脂膜と皮膚常在菌の整った皮脂膜は、健康に有害なものの経皮侵入を阻止したり、雑菌の繁殖を防止しています。石けん中の殺菌剤の殺菌効果は弱められていても、皮膚常在菌に対する悪影響があるものと考えられます。

A殺菌剤の経皮吸収
一般の石けん等洗浄料では、皮脂膜等のスキンバリアも洗い流してしまいます。スキンバリアが脆弱化した皮膚からは、殺菌剤等異物が容易に侵入します。経皮吸収された異物は、無毒化・解毒化されることなく血中に乗って全身を回りますので、微量でも注意が必要です。
石鹸は脂肪酸をアルカリによって中和したもの(塩)ですが、脂肪酸種によってスキンバリアに対する影響(皮膚の乾燥)・皮膚刺激性が全く異なりますので注意が必要です。

B皮膚と腸は二大免疫拠点
皮膚と腸は免疫の二大拠点です。抗原情報を共有するなどして免疫機能を果たしています。

詳細はYouTubeでご紹介しておりますのでご覧ください。
【殺菌剤入りの薬用石鹸等が販売禁止に!】その2  
 

(株)構造機能科学研究所
代表取締役 鈴木 正夫

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