構造機能科学研究所 〜お肌の健康と美容に「RIMシリーズ」〜

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※赤字の日はお休みさせていただきます。

スキンケアとは

社長メッセージ

治療から予防へ(セルフメディケーション) 4.花粉症

治療から予防へ(セルフメディケーション)

4.花粉症

立春も過ぎて春到来!雪国生まれの私にとっては心ときめく季節のプロローグですが、花粉症の方にとってはブルーシーズンの到来になってしまっており深く同情いたします。
今年は、暖冬の影響で、スギ花粉の飛来は早まっているが花粉量は少な目と予想されています。

花粉情報については以下をご参照ください。
花粉飛散予測は、九州・四国・本州は時期によって「スギ中心」→「スギ・ヒノキ」→「ヒノキ中心」と変化します。北海道は「シラカバ」を対象としています。
https://tenki.jp/pollen/

少し前のことになりますが、NHK『あさイチ』(2011年11月18日)や読売テレビ『世界一受けたい授業』(2013年2月2日)でも放送されましたのでご覧になられた方もおられることかと思います。

京都府立医科大学皮膚科の加藤則人教授が、10年間にわたり、小中学生400人以上を継続調査したところ、アレルギー性鼻炎(花粉症)の発症率が、乾燥肌でない小学生の20%に比べ、 乾燥肌の小学生は38.5%と約2倍であったといいます。
つまり、乾燥肌の子供の約40%が花粉症になっている、という注目すべき結果ということになります。

通常、花粉症は、目や鼻の粘膜から体内に入った花粉が体内の免疫に異物と認識され、免疫が花粉を排除しようとしてくしゃみ、鼻水が出ます。
それが肌からも花粉が入るとみられて発症率が2倍になったと考えられるということです。

乾燥肌の場合、皮膚の一番外の角質がほころんで、隙間に花粉が侵入しやすくなり皮膚の内側の抗原提示細胞(ランゲルハンス細胞)がやってきてこれをキャッチし、花粉の侵入を免疫細胞(T細胞→B細胞→肥満細胞)に知らせて異物と判断するとくしゃみなどアレルギー反応が起きると考えられています。
(資料:アレルギーの臨床「アトピー性皮膚炎の発症とバリア機能」33(2),2013)

その後研究が進み、現在ではアレルギーの始まりが主に経皮感作に基づいていることが明らかになっており、適切なスキンケアを行えばアレルギーマーチ「経皮感作→アトピー性皮膚炎→食物アレルギー→気管支喘息→花粉症」を抑制できることが実証されています。
(国立成育医療センター・大矢幸弘医師らの研究プロジェクトなど)

余談ですが、お子さんがアトピー性皮膚炎でお悩みのご家族が構造機能科学研究所にご来訪くださり、お話をしたところお母様が上述の加藤則人教授の疫学調査メンバーであることが分り、以前からの知人であるかのように話が弾みました。

現在は、膨大化している医療費の抑制策として予防医療の推進が重要テーマになっており、アレルギーの実態が明らかになってきていることから、投薬されている保湿剤(ヒルドイドなど)や抗ヒスタミン剤(アレグラなど)などはセルフメディケーションの対象として検討されています。

アレルギーの経済的影響については、医療費だけではなくQOL悪化などによる生産性の低下が指摘されており、約5兆円と見積もられています(週間東洋経済第6711号、2017/2/25)。

日本医科大学耳鼻咽喉科教授の大久保公裕先生の記事を基に、スギ・ヒノキの花粉症による生産性低下による経済的損失を算出すると以下のようになります。

【基礎データ&損失金額】
A.抗ヒスタミン群とプラセボ群の比較による花粉症患者の生産性低下率:8.91%
B.月出勤日数:20日
C.1日の労働時間数:8時間
D.時給:2000円
▼損失月額:28,512円/A×B×C×D
E.期間(スギ・ヒノキ花粉の飛散期間):3ヶ月
F.アレルギー罹患者数:3800万人
▼損失年額:3兆2500億円/損失月額28,512円×E×F

このように、アレルギーは経済的な観点でも損失が巨額になりますが、アレルギーは特に乳幼児に多く子育てが大変で少子化の原因にもなっていることを重視しており、アレルギーに対する正しい理解が深まることを願っています。

(株)構造機能科学研究所
代表取締役 鈴木 正夫


構造機能科研究所 代表取締役

鈴木正夫